ITプロフェッショナル、1955-2011｜田中洋平、３９７時間・動画パソコン教室,
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ITプロフェッショナル、1955-2011｜田中洋平、３９７時間・動画パソコン教室
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は、プロフェッショナルとは、1955-2011。
の終わりにあります。
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◆３９７時間・動画パソコン教室 今日のパソコン講座
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第四章 クエリ
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◆３９７時間・動画パソコン
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◎プロフェッショナルとは、1955-2011
▼大学二年生のころ、神戸に住む友達（彼はグラフィックデザイナーの卵で、小さなデザイン
会社で働いていた）の家に遊びに行った。
彼の部屋の机の上に、見慣れない、まるで恐竜の卵のようなピンク色の物体が無造作に置いてあっ
た。何だろう、と思った。すさまじい存在感で、それを中心に部屋が彩られているように
見えた。
ピンク色、ゆるやかなカーブ、まるで何かのオブジェだった。
それがパソコンだと知るまでしばらくかかった。彼はマウスをクリックして、フォ
トショップの7.0を開き、今取り掛かっているデザインを見せてくれた。
「マックって言うんだよ」と彼は言った…やや誇らしげに。
香ばしいビーフとポテトの匂いが脳裏によぎったけれど、「そっちじゃないマック」
があるってことをそのときはじめて知った。2001年のことだ。
興味は引いたけれど、その値段を聞いて、貧乏学生だった僕は卒倒しそうになった。
▼音楽が病的に好きだった。ソニーのウォークマンをいつだって肌身欠かさず持ち歩いて、
ありとあらゆる音楽をたくさん聴いた。ビートルズは特に「リボルバー」移行の後期作品
がお気に入りだった。「サージェント・ペパーズ」は何度聴いたかわからない。
大学の四年間でカセットテープ、CD、MDとウォークマンを三台買い換えたが、いずれもソ
ニー製品だった。それで満足していたし、ソニーが日本の会社であることを誇りに思って
いた。あのころソニーは本当に素晴らしかった。
2003年。過度の使用によりMDウォークマンが壊れてしまって、日本橋（大阪の秋葉原に該当する）
の電気街に向かった。新しくソニーから出た新型のウォークマンを買おうと思った。
ソフマップの軒先にひときわ目立つ白い物体が飾ってあった。一瞬、2001年にフラッシュバッ
クする。あのときの感覚が背中に走る。そうだ、またアレだ。あの会社だ。真夏だった。
太陽を反射する白いリンゴマークが眩しく見えた。
僕はソニーのMDウォークマンの代わりにiPodを買って帰った。
それはまるで魔法だった。
箱を開ける瞬間から、包装紙を剥がし、パソコンに本体を繋ぎ、音楽をインストールするまで
の過程までもすべてが「音楽」だった。これがアップルのいう「顧客体験」というもの
だと後々にビジネス書を読んで知ったけれど、そんな名称や、メガネとスーツをまとっ
た方々の分析はどうでもよかった。本当にそんなことはどうでもよかった。今もどう
でもいいと思っている。
▼2008年、会社を立ち上げて一年が経過した頃、毎日カムタジアスタジオを使ってEラーニング
の動画教材を作っていたが、当時机の上に鎮座していたDELLのどでかいパソコンを、いよい
よ金属バットで粉々に破壊しようと計画していた。一日中ぶんぶんハエみたいにファンと
ハードディスクがうなりまくり、スリーブモードから勝手に立ち上がり…、精神的に限界
だったからだ。
ウィンドウズが好きだった。要するに、安さが。
でも、もうだめだ。
XPの起動音（チャーンチャンチャンチャンチャン）を聴くと体がびくつくようにまでなっていた。
以前からずっと計画していたことをついに遂行するときが来たんだ。
もしかすると会社が機能しなくなるかもしれなかった。そのとき使っていたソフトウェ
アの大半が、Windowsにしか対応していなかったからだ。
メインのOSを変えることは、大げさだけれど、ITの仕事をしている人間にしてみれば、
信仰している宗派を変えるほどの事件だ。10年来ウィンドウズを使っている身としては、
UIや操作に慣れるまでまたかなりの時間を要するだろう。
だけどもう後戻りはできなかった。
2008年に、僕は会社のパソコンのすべてをウィンドウズからMacにスウィッチした。
DELLのパソコンを破壊し（…ヤフオクに出品した。きれいに拭いてお礼を言ってからダ
ンボールに詰めた）、机の上にiMacをドンと置いた。
電源スイッチを押す。
突然宇宙旅行のようなCGアニメが始まる。
マックは僕に、「私はあなたのために作られたのです」と言った。
▼携帯電話が嫌いだった。
2005年あたり、携帯電話ビジネスのバブルが来ていることを知っていて、
着メロのサイトを作ろうとしばらく画策したこともあったけれど、どうしてもあの
二つ折りのいわゆるフィーチャーフォンが好きになれず断念した。
なぜこんな小さな画面と小さなボタンで、ケータイサイトと呼ばれる不自由なWebを、高
いパケット代を払って見なくちゃいけないんだろう？それに我慢ができなかった。
2008年の年末、新木場にあるAgehaという大型クラブのカウントダウンイベントに行って、
僕は新年早々某会社の黒い携帯電話をなくしてしまった。だけど熱心に探す気にはなれなかった。
残念なことだけれど、特にその携帯電話に何の愛着もなかったからだ。さらにそのときは
ワーカホリック（仕事中毒）気味で完全に外部との接触及び連絡を絶っていたので、別に携帯なんて
なくてもよかったから、しばらくモバイル機器を何も持たなかった。
あの会社がまた何かをやらかしたという話を聞いていた。アップルが携帯電話事業に参入した
のだ。だから今持っている携帯の割賦期間が終わるのを待ち、買い換えることにした。
専門家の評価は「こんなものは絶対に日本では流行らない」の一点張りだったけれど、そうい
うのは無視した。アップルが専門家を裏切ることはあっても、顧客を裏切るはずがないと確
信していたからだ。
予想通り、アイフォンは素晴らしいものだった。
アップルのエヴァンジェリストのガイ・カワサキが書籍でこういうことを書いてい
る。
「アップルの製品には、『俺の』という冠がふさわしい。
俺のアイフォン、
俺のiMac、
俺のMacbook。つまりそういうことだ。
たとえば
俺のエクセル、
俺のワード、
なんていうやつはいない。そうだろ？
すべての起業家は顧客が愛着を持てる商品を作るべきだ」
一度家の近所でアイフォンを無くしたことがあったけれど、クラブで某会社の携帯電話を無く
したときとは違って、血眼でアイフォンを探した。
たしかに僕は叫んでいた。
「『俺の』アイフォンがない！」
結局見つからず、「誰かのアイフォン」になったらしい。同時期に、某会社の携帯電話が頼んで
もないのに戻ってきた。
▼iPodを購入した2003年あたりから、「彼」のことを調べ始めた。
「彼」の人生はロックミュージシャンそのものだった。
マリファナ、LSD（幻覚剤）、ボブ・ディランに傾倒し、インドで修行をしたり、ヒッ
ピーになったり…、それはジョン・レノンが曲を書く過程とまるで同じだった。フラ
ワー・ムーブメントの終わりに、ビートルズは「サージェント・ペパーズ」を作っ
て、「彼」はマックを作った。いずれも60年代のサイケデリック・カルチャーに根ざ
した作品で、そして今も生きている。
Google、Facebook、Appleなど幾多のトップIT企業が在籍するシリコンバレーのカリフォ
ルニアでは、マリファナが半ば合法化されている。アーノルド・シュワルツェネッ
ガー知事自身がカンナビスト（大麻愛好家）だったり、大麻合法化の是非を問う市民投票を行ったり（
結果は51対49で否認された）、フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグは大麻合法
化運動に加担して関連団体にかなりの寄付をしている。
そして「彼」もご多分に漏れずカンナビストだった。もしくは、過度のドラッグ摂取が
「彼」に人並み以上のクリエイティヴィティを与え、代わりに命を奪ったのかもしれない。
アップルを追い出されようが、がんになろうが、「彼」はそれでも創作をやめなかっ
た。その創作に対する熱意と根性には、同じく早死した手塚治虫が少し重なる気がする。
▼2010年の秋、「アップルが大ニュースを報じる」というRSSがGoogleReaderのタイ
ムラインに流れてきた。世界中のアップルファンはかたずを飲んで見守った。新しいア
イフォンか？それとも全く新しい商品か？みんなワクワクした。
だがそのニュースが「ビートルズの楽曲を遂にiTunesで配信開始」だったことがわかっ
たとき、ほとんどの人々が失望した。
ネチズン（Network Citizen＝ネット市民）の論調の大半は、「今さらビートルズ？」
「がっかりした」「それのどこが大ニュースなんだ？」「音楽なんてtorrentでい
くらでも無料で手に入るし…」というものだった。
だが僕はこの件を、アップルという企業の「カルチャー」を最も美しく端的に表現する素晴
らしい出来事だと思った。アップルがいかにクリエイターを大事にして、どれほどク
リエイティヴィティを大事にしているのかを再認識したからだ。ビートルズの楽曲販売の
スタートを会社ぐるみの大ニュースに出来る巨大企業なんて、アップル以外他に存在しない。
またそれはちょうど「FREE」が取り沙汰されている時期だった。コンテンツに金を払う
人は誰もいなくなるという論調が世間に吹き荒れていたし、僕も実際そうなってくだろうと
今も思っている。だけど、このビートルズの件で、優れたコンテンツにお金を払おう。
アーティストにお金を払おう、そういうアップルの強い姿勢をまざまざと見た。
実際、アップルのそういった姿勢が功を奏したのがAppStoreだった。
彼らはこのシステムによって、それまで無料で手に入れるのが普通だった「小規模なソフ
トウェア」いわゆるフリーウェアに「課金する」ことを可能にした。プログラマが
ここではアーティストにあたる。
大事なのは、課金金額じゃない。
僕達がiTunesストアで音楽を買うとき、AppStoreでゲームソフトを買う時支払っているも
のは、お金じゃなくて、アーティストに対する「敬意」だ。
間違いなく2015年には、市場の大半を廉価なアンドロイドが席巻し、ソフトウェア及びコン
テンツは「FREE」の予言通り無料化していくだろう。www（ワールドワイドウェブ）が
登場した瞬間、すでにコンテンツの全てが将来的に無料になることが約束されている。もう
止められない。無理だ。「FREE」の波はもう誰にも止められない。
でも、これからもずっと、その姿勢…
「製作者に対する敬意」だけは失ってはならない。
▼売れないバンドマンをやっていた友人がある日夢を諦めてスーツを着て、髪を切って、
就職して、ビジネスマンになる。
「俺も大人になったんだよ」と彼は言う。そしてこう付け足す。「いつまでもバカなこ
とやってられないしな」夢を追うというのはつまり、バカなことなんだ。
それから、自分の就職した会社がいかに安定していて、食べるに困らないかを訥々と語り始め
る。ずっと空腹だった自分のお腹を満たすかのように。
大人になるってことはつまり、
「空腹を避け、バカをやめる」ことなのだろう。
Stay Hungry,Stay Foolish. Steve Jobs 1955-2011
（田中洋平）
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これなら大丈夫だと確信しました。
鈴木 茜様 （25）
独学でなんとかPhotoshopは使えていましたが、全く基本が出来ていなかった事に気づかされました。こんなにたくさんのことができるなんて知らなかったです。IllustratorやPhotoshopというソフトは、名前こそメジャーでも私のような一般ユーザーにとっては難解で、憧れでしかないイメージだったのですが、動画で実際にPhotoshopのレクチャーを見せていただき、これなら大丈夫だと確信しました。
なかなかよい参考書に出会えず困っていましたので、非常に助かりました。
丸井恵一 さん （61）（写真家）
自分の仕事で使う以外の機能を使用しないため、フォトショップの本来持っている機能を使いこなせていないと感じていました。「動画でわかるPhotoshop」を始めて、もっと優れた機能・使い方をマスターできました。なかなかよい参考書に出会えず困っていましたので、非常に助かりました。Photoshopは、使えば使うほど奥の深いソフトだなあって、最近つくづく思っています。トーンカーブを使っての色調補正が楽しいです。
今までPhotoshopに抱いていた悩みが、一気に解消されました。
鈴木義男さん （28） （ウェブデザイナー）
非常に面白く、そして具体的な内容で、ためになりました。
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